Netflixで配信されている韓国のサバイバルリアリティーショー「サイレン〜炎のバトルアイランド〜」の感想!※ネタバレ有り
全私が泣いた!韓国サバイバルリアリティーショーを解説!結果も書いてしまってますので、ぜひ一度番組を見た上でご覧ください!
DAY1
島に集められた24名。それぞれに配られた手紙には「出発」の2文字が。隣の島に向かってドロドロの干潟を駆け抜けます。
軍人チームのスタートダッシュの速さには驚きました。怯まず、一目散にかけ出します。
足が取られる過酷な干潟をひたすら走ります。速かったのは、アスリートのヒジョンとウンビョル。一方体格のいい、アスリートのソンヨンと消防士のミンソンは泥に足を取られ苦戦します。ヒジョンがソンヨンを迎えに行く場面は、このゲームにおける「協力」の重要性が最初に現れた部分ですね。
たどり着いたと思ったら、次は60キロにもなる旗を抱えて元の島に戻れと…どれだけ過酷なんだ!!普通に歩くだけでもしんどいのに、1人あたり15キロくらいを担いで歩くなんて鬼すぎる…。足がとられ、沈んでいきます。励まし合いながら、4人で目的地に向かって歩いていきます。
最初の試練にしては過酷すぎないか?と思いましたが、4人のチームワークが高まっていく様子が見られて、もうこの番組の虜になりました。自分は座って番組を見てるだけなのに、もう足がしんどい(笑)
1位は軍人、そして意外な力を見せつけたのがスタントチーム。誰もかけることなく24人が目的地に辿り着きました。先に到着したチームが他のチームを応援する姿もとっても素敵です!
到着が早かったチームから、今後生活し、守る「基地」を選びます。この基地の形、場所がこの7日間の戦いを大きく左右するんです。生活の質もテントとハウスでは全然違います。
1位 軍人 コテージ アクセス○
2位 スタント ツリーハウス 見通し○
3位 消防士 スクエアハウス 防御力○
4位 アスリート 崖テント 侵入しにくい
5位 警察官 水上ハウス 潮の満ち引きをうまく利用できるかが勝負
6位 SP シェルター 見つかりにくく、他の基地から遠い
持ってきた大量の荷物の中から、島に持ち込めるのはA5サイズほどの小さな袋に入るもののみ。1分で必要と思われる備品を袋に詰めます。
軍人、消防士チームの必要なものを見分ける力とチームプレーは職業柄でしょう。ファイヤースターター、アルミ箔、ロープ、ナイフなどサバイバル必需品をどんどん詰めていきます。
私的疑問は、下着とか歯磨きとかメイク道具とか生理用品とか、そういった生活必需品たちはどうなったのでしょうか…
ドライアイのコンタクトユーザーである私は、メガネとコンタクトがマストなのですが、こういったサバイバル系ってその辺どうされてるんでしょう。
シャワーは島のどこかにあるっぽいので、そこにアメニティ系はあるんですかね?
1日目は基地戦も、アリーナ戦もなし。それぞれ基地に向かい、敵を偵察します。ハウス組のベッドは疲労回復にもってこいですが、テント組はしんどそう…
警察官チームは、日がくれた後、積極的に偵察に回ります。どこに誰の基地があるのか、どの道を通るべきなのか、しっかりと調査します。さすが警察と思ったのは、テントの持ち主がアスリートかSPかわからなかった時のシーンです。テントの中から、「先輩」呼びをしている声が聞こえ、アスリートはお互いを名前で呼んでいた、SPは先輩と呼んでいた、と推理します。もし自分だったら他のチームがお互いをなんて呼んでいるかなんて覚えていないだろうから、やっぱり警察の洞察力にはあっぱれです。
偵察に合わせ、同盟を組む動きも行われます。1日1チームしか脱落しないので、他のチームと組んでターゲットに決めた1チームに攻め込むことが戦略として重要になります。7日間の戦いを通じて、結局同盟に成功したチームが生き残りました。
スタントは軍人に同盟を持ちかけますが、警察はしっかりその様子を見ていました。しかし、警察が偵察に行っている間に軍人は警察の水上ハウスをしっかり下見。旗のありかの目星をつけます。すでに戦いは始まっているのです…!!
DAY2
基地戦
基地戦の作戦
●警察
守備2人、攻撃2人(スタント狙い)
自分たちが軍人・スタント連合の標的になっていると考え、2人で守りつつ、スタントを一気に攻める。
●消防士
守備2人・攻撃2人(警察狙い)
旗が高い位置にあるので、敵は登ってくるしかなく攻撃旗を奪いやすい。4人で攻めてきた時に備え、守備は2人置きつつも、攻撃力の高いヒョナ、ミンソンが水上ハウスを攻め込む。
●軍人・スタント連合
軍人2名、スタント3名で警察を攻める。(軍人は同盟を続ける気はないようです。自分が生き残るために利用できるものは利用する、さすが戦場を生き抜いてき人は度胸が違いますね)
●アスリート
守備4人
攻撃は守備から生まれる。ガードが薄い崖テントにいるアスリートは初回は全員守備で迎え撃つ。
●SP
守備1人、攻撃3人
狙われにくい場所にある基地を利用し、守備は1人のみ。他は近くの基地から様子を見て攻め込む。
午前6時13分
夜明けとともに島に最初のサイレンが鳴り響き、第1回の基地戦がスタート。
サイレンが鳴った瞬間に飛び起き、戦闘服に着替える消防士チームは流石ですね。初回は、それぞれ様子を見ながら動き始めます。
結論から言うと、軍人・スタント連合が警察の旗を取ります(旗を取ったのは軍人)。警察の敗因は、作戦がぶれてしまったこと、攻撃・守備どちらかにかけ切らなかったこと、同盟の標的になってしまったこと、そして基地の作りでしょうか。大きな窓は壊されやすく、中に立ち入られやすいですね。この後、各チーム窓を徹底的に補強しているところを見ると、やはり大きな敗因といえます。潮の満ち引きを利用できる前に敗退となってしまいます。
警察については、頭脳・肉体どちらも兼ね備えているイメージだったので、初回で脱落してしまい残念でした。消防士の基地に3人で攻撃に向かい、1人脱落してしまった際に戻ってきてしまったこと、そのあとまた2人で攻撃に向かったこと、ちょっとアンパイに行ってしまった感が否めませんでした。各チームが様子見をして硬直状態となってしまったゲームを積極的に動かしてくれたチームではありますが、惜しかったですね。
消防士についても、危なかったですね。攻撃組が2人ともやられてしまいますが、高さをうまく活用し、旗を守り切りました。背中に背負う攻撃旗は上から抜けるようになっているので、基地戦においては高い方にいる方が圧倒的に有利です。そうなると、消防士のスクエアハウス、軍人のコテージ、スタントのツリーハウスは守備力に秀でた基地といえますね。
正直、それぞれ手探りで動いていた印象が強い初回。個人的ベストシーンは、軍人の地面の這い方です。まさに戦場そのもの這い方で、プロという感じでした。
旗を取られた警察の水上ハウスは、窓が割られ、物が散乱し、悲惨な状態でした。初回で敗退して島を去るように命じられ、沈んだ空気の中、お互いをたたえ、帰宅の準備を進めます。アリーナにはためく警察の旗をみんなでおろし、大きな荷物を背負って島を出ていく背中は、見ている私も悔しい気持ちになりました。最後は1チームしか残らないと分かっていても、やるせないですね。
「警察は守るだけでなく、攻撃が必要な状況ならば戦うこともできます。状況に応じて判断し行動するのでもっと警察を信頼してほしいです」
サイレン〜炎のバトルアイランド〜
そう視聴者に訴えかける警察は、かっこいい。警察の名を背負って戦ったプライドですね。
基地戦終了後、各自両替で食料と武器を確保し、基地の増強を行います。そんな作業中、消防士チームのリーダーヒョナが木から転落し、腰を打ちつけてしまいます。消防士チームの主軸、ヒョナのまさかの怪我。消防士チームに不穏な空気が流れます。それでもヒョナはプレーを続けると宣言します。が、、、病院の帰り、軍人とすれ違い腰を痛めていることがバレてしまいます。軍人の情報収集力の凄さは侮れませんね。
アリーナ戦〜消えた火にも用心を〜
●特典
・基地戦で使用できる30分のシールド権(基地に攻め入られない権利)
・火力セット(コンロ等)
●ゲーム内容
①まき割り30本
②火おこし
③火力キープ
①まき割り
リレー形式でまき30本を4つに割っていきます。4人で30本割れば良いのですが、途中から1人目の意地の決戦になっていきます。怪我をしたヒョナを安心させるかのように割り続ける消防士チームのミンソン。パワーと経験、野心でひたすら割り続ける軍人チームのウンミ。戦う女は、本当にかっこいい。この辺りから、消防士VS軍人の構図が明確になっていきます。軍人チームのカラーが緑なこともあり、軍人がハリーポッターのスリザリンに見えてきました(笑)圧倒的強さと、勝利に対する貪欲さがスリザリンって感じ。消防士は、主人公的な正統派グリフィンドールです。
アスリートチーム、相撲選手のウンビョルも淡々と斧を振り続けます。腰がしっかり落ちているので、綺麗に割れていきます。柔道のソンヨン選手も流石ですね。そんな強者揃いのなか、奮闘したのがスタントチーム。パワーは他のチームに比べて劣っているかと思いましたが、そんなことはなく、30本割り切ります。
SPチームはうまくまきを割ることができません。必死に斧を振りますが、なかなかまきが割れず、最終的には脱落してしまいます。
私自身まきを割った経験はありませんが、これはパワーだけではなく、腰の入り方が肝なんでしょうか。フォームでうまさがわかりますね。
②火おこし
これは圧倒的経験がものをいい、軍人があっさり火をつけます。普段火を消す側の消防士は苦戦します。消防士が火おこしなんて、ちょっと皮肉ですね。スタントチームもなんとか火をつけますが、アスリートチームは火をつけられず、脱落してしまいます。
③火力キープ
放水し、選んだ1チームの火を消す戦い。放水の後、火を復活させられれば次のステージに進めます。消防士VS軍人・スタント連合の戦いとなりますが、火を消すこと勝負に関しては何がなんでも負けられない消防士チーム。火の根本を狙うことや、掃くようにして放水することで熱い水蒸気が発生し、ピット全体を覆うと火が消えることなど、消防士の知識も聞くことができます。敵チームは消防士の真似をしますが、勝利したのは消防士チーム。これについては、さすがとしか言いようがありませんね。
アリーナ戦では、消防士チームのミンソンが特に活躍し、大きく取り上げられます。リーダーヒョナの怪我の際には、消防士チームはどうなることかと思いましたが、このアリーナ戦でチームの士気は向上。本当に消防士チームはリーダーヒョナが素晴らしい。
一方、軍人・ナウンの情報収集能力も半端ないです。他のチームの基地での情報収集だけでなく、病院のカルテまで調べる徹底っぷり。攻め入るべきチーム、人を選定し、戦略を立てます。
一通り、ゲームの構造が分かったDAY2。まだ2日目なのにかなり体力を消耗させられていますね。基地戦は手探りな部分もありましたが、各チーム吸収力がすごい。3日目以降、戦いはめちゃくちゃ盛り上がって行きます!
コメント